一番最初にすること。
それは家づくりに総額でどれだけの予算をかけるのか！？を決めることです。家づくりには大きく、建物代，土地代，その他の費用の３つに分かれますが、全て含めて最大どれだけかけることができるのかをしっかり押えることが大事です。

まず、住みたい地域がどこなのか？土地代でいくらくらいかかるのかを把握しましょう。地域性と大きさや地形など様々な要素で価格は変ってきますが、建物予算のこともあるので極端に限定せず、候補地すべてをいったん洗い出しておきましょう。

まず、どんな家が好みなのか！？住んでみたいのか！？をいろんな媒体や見学会を参考に決めることです。もしイメージがあるのなら、先にインターネットや住宅誌である程度選定したほうがスムーズでしょう。
そして当たり前ですが、必ずその住宅会社の建物を、自身の目で見て体感してきてください。

その中で良いと思った住宅会社を数社選んで、住宅のプラン作成を依頼します。
土地をお持ちでない方は２．の候補地でプランしてもらうことになります。
このときのプランと概算見積りで、総額がぼんやり見えてきます。この先話を進めていく上でどうしても予算的に合わない会社は断ることも大切です。残った住宅会社と幾度か商談を繰り返し、機能，性能，価格はもちろんのこと、総合的にお任せできる１社を決めます。このときに建築申込金（約１０万円）が必要になる会社もあります。

家づくりの総額に対して、手持ち資金で工面できる分を差し引いた額が借入額になります。
必ず銀行からその借入が可能なことを事前に承諾をとっておきましょう。
自身では返済可能なローンだと思っても、銀行からの回答は減額されることもありますし、条件付き（例：自動車ローンを全額返済すること）で承諾される場合もあります。

土地の売買契約を結びます。土地代金の約１割が手付金として必要になります。

図面の変更、詳細打合せ、見積り、･･･etcを繰り返します。
またこの時に、付随する諸経費や今後発生する可能性のある費用（地盤改良､追加変更工事）なども把握しておきましょう。プラン、仕様、金額が決まったら建物の請負契約を結びます。

銀行に正式な住宅ローンの申込みをします。目安１０日～２週間で承認がおります。承認後、銀行と住宅ローンの契約を結びます。数日後に借入額が融資されます。（＊融資内容は金融機関により異なるので、住宅会社の担当に詳しく聞くのが良いでしょう）

住宅ローンの融資実行にあわせ、土地代金全額を支払い、同時に土地を自分のものにします。

地盤の強度（地耐力）を調査します。調査結果に基づき、状況に応じた地盤改良が必要になります。

家を建てる場合に、それが建築基準法に適合した内容になっているかを各市区町村の建築主事の認可をうける必要があります。この審査に合格してからようやく着工が可能になります。この申請業務は、住宅会社が代行して行います。

着工前に、住宅設備類、内外装、電気照明配線、・・・etcの仕様の最終決定をします。契約時点と金額に差異が生じた部分については、追加変更契約を交わし、最終清算します。

着工に入る前に、地鎮祭を行ないます（必ずしも行う必要はありません）。地鎮祭は、敷地のお清めと工事の無事を祈願するものです。

いよいよ工事スタートです。まずは基礎部分から着工していきます。
ただし１０．で軟弱地盤だった場合は、地盤改良から着工していきます。

家の柱や梁を組建てていき、屋根（棟）が上がります。
工法や建物の大きさによっても日数は異なりますが、一般的に棟が上がる日を上棟日と呼びます。着工してから上棟まで、約３０～４０日掛かります。
＊上棟時点で、契約した工事金額の約５～６割を住宅会社に支払うことになります。

工事完了です！もちろん建物の大きさで異なりますが、４０坪程度なら着工から４～５ヶ月くらいが目安です。建物が契約通りの内容になっているかを検査し、不備があれば直してもらいます。

建物の登記を行います（一般的に住宅会社の指示に従うかたちになります）銀行手続きを行い、工事契約金額算代金＋追加変更工事金額を支払います。

カギを受け取ります。（引越しできます）新たな生活のスタートです。